中東女性のイメージを鮮やかに裏切る映画です。
一口に中東と言っても、イスラム原理主義の独裁政権がある一方、穏健な民主政権もあるというのは知っていたのですが、どうにも女性はチャドル(あの被ると黒いおばけみたいになるやつ)をまとっているイメージが。まあそれは極右だとしても、少なくとも皆スカーフくらいは被っているだろうと思っていたわけです。
ところが。「キャラメル」の舞台は首都ベイルートの美容院。髪を見せること前提じゃないと成り立たない商売ですよね。美容院で働く女性も常連さんもみんな髪巻いたり染めたりオサレ。首都だからっていうのをさっぴいたとしても、軽くショックだったわけです。
で、レバノン版SATCとか言われてるみたいですが、そこまでスラップスティック色は強くなく、むしろアルモドバル?不倫や結婚への不安、老いらくの恋や、仄めかし程度ですがレズビアン的な要素さえ。レバノンの恋愛事情・・・未知の世界をのぞきに行きませんか!
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